| オーストラリア マレーニー訪問 (23 Feb 04 〜 26 Feb 04) 後藤 彰 |
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メイプルSt Coop |
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| 立ち上げの経緯は既に述べたが、メイプルSt Coop には面白いこだわりと仕組みがたくさんある。 ○原則として全てオーガニック製品 (一部日本のみりんや酢にはオーガニックではないミツカンが入っていた) ○製品がGMO(遺伝子組み替え作物)かどうかを徹底して調べる。100%の確信がなければ店に商品として並べる事をしない。 ○店に商品として出すものには次の優先順位がある。地元産>国産>外国産 ○天候などによって左右される青果などを無理して提供しない。自然のリズムに合わせる。 ○パッケージは最小限にする。もちろん、プラスティックバックなどくれない。お客さんが持参することを促す。 ○いろいろな商品を計り売りする。石鹸も計り売りしている。 ○子どもの遊び場が店の中に併設されている。 などなど。。。。。 |
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![]() お店はメインストリートの 中心に位置する |
![]() 石鹸は自分で欲しい分だけ 切り取って買えるものも |
![]() 米や穀物、雑穀などが欲しい分だけ 買える計り売り |
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| なお、出資金を出して組合員=メンバー(約500名ぐらい)になると買い物するたびに5%の割引を受けられるという。経営黒字はコープ自身のさらなるプロジェクトに使う。株式会社形式の場合、利潤は株主に配当するが、協同組合では掲げた目的やプロジェクトのために利潤が使われることになる。その使い道も議論して決めていくという。 さらにユニークなのは雇用のあり方だ。スタッフは店長を含めて全員同じ給与体系。そして、フルタイムスタッフがいない。なぜならそれぞれの個人がコープでの仕事以外で大切にしたいことに価値を置くからだという。仕事のみにならず、その人の人間性を豊かにする時間を確保するという発想だ。そういったスタイルは、かえって仕事の質を向上させたり創造性を引き出したりすることにもつながるだろう。なお、スタッフは各セクション(例えば青果セクション)を責任を持って担当するという仕組みにもなっている。ここでは、やり甲斐と責任が重なっているようだ。 働く事で重要なのは人間関係。このコープでは月に1回のミーティングがある。そこでは、スタッフが一人ひとり「ペア」になって「あなたについて評価できる事」と「あなたについて批判したい事」を相手に伝えるという。言われる方は黙って聞く。二人で10分間に渡って気持ちを伝えたら後腐れなく黙って部屋を出るという。小さなわだかまりやすれ違いからくるギクシャクを回避する知恵だ。おかげで、このコープでは人間関係のトラブルが原因で辞めたスタッフはいないという。時間が掛かるスローなプロセスだが、そういった仕掛けから学ぶ事は多い。これは、いろいろな場面で応用できるアイディアだと思う。仕事、家族、NGO・NPO、友人、恋人などなど。試してみてはいかがだろう? 雇用面で言うともうひとつこだわりがある。新規雇用者はスタッフ全員が面接をするという。普通は店長が単独で決めるが、ここではその場に働き、その後関わりを持つ人全員が応募者と面接をするのだという。時間が掛かり面倒なことだが、スタッフ一人一人が尊重されていることがうかがえる。 とにかくいろいろなこだわりのあるコープだ。町の中で皆の店といった雰囲気をかもし出しながらオーガニックなものを人々に提供している。商品だけではなく、人とのつながりや社会とのつながりも提供しているように感じられた。 |
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