今日は久々に「てづくり」をしてきました。
京都にいる友人に会いがてら鈴木松風堂という紙屋さんで、紙工芸を体験。
僕は行灯を創ったのですが、ナカナカ我ながら良い出来です。
デザインを考えるのが特に面白かった。既にもみじの形やら番傘の形やらに用意されている素材ではなくて、千代紙の切れ端をアレコレ選びながらどうしようか考えます。
行き当たりバッタリなのですが、和紙の質感を生かそうと鋏で切るのではなく手でちぎったり、紙を繊維状にしてちりばめたり。感覚的な世界なのだけれども、ちょっと前に祖母に習った生け花の経験が生きるんですね。やっているうちに、どこかで祖母が「ここに流れがあるでしょ。この色は浮きすぎね。この赤をワンポイントにしたら良いのよ」などと話しかけているような気がしました。色と空間の配置を考えながらつくり込んでいく。思った以上に上手いこと出来ました。

「渋い」との評価を店の人からもらいました。「デザインのお仕事をしているんですか?」と言われたのはお世辞と受け取っておきましょう。
紙漉きの段階から出来れば、もっと時間がかかるけれども、さらに面白いのだろうなぁ。原料のコウゾから栽培というのはさすがにムリかな。
いやはや久々に童心に。小学生の時には良く図工の時間があって、いろいろなものを手作りしていたものです。折りたたみイスから木製小物入れ、釘を熱して叩いてペーパーナイフなどなど。いろいろこだわって創ったものもあれば、「メンドクセ」などと言いながらテキトーに対処したものもあった。しかし、忙しい勤め人時よりも、よっぽど小学生時の方が豊かな時間の使い方をしていたようです。
もらったロウソクはパラフィン製ですが、家に戻ったらミツロウロウソクで灯りを愉しむことにしましょう。