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ノマドプレゼン@ベアーズウェル

1年9ヶ月の経験をオープンな場で話す機会を2度つくった。
1月7日(土)にベアーズウェルという都内にあるカフェにて、僕が属するスロービジネススクールというネットワークの内輪勉強会という位置づけでまず一回。
「食べものの向こう側 むら・ひと・つち」というタイトル。この時はとにかく「食べもの」が育てられている「農村空間」というものを立体的に把握してもらおうと思って話をした。
ナマケモノ倶楽部の仲間や一緒にピースボートに乗った仲間、友人や知人がたくさん来てくれた。会場となったカフェは話を聞いてくれる25名ほどで埋まった。
農村空間と言った時に何を思い浮かべるだろうか?さまざまな集落や地域を回って思うのは、そこにある自然という資源、多様な食などの文化、個性的な人、そして人と人とのつながりだった。そういったものがあって、人々の生活と文化が成立している。その空間から僕らが日々身体に取り入れる「食べもの」が育てられている。
パワーポイントを使ってカッコ良くプレゼンすることを考えたが、ソフトがなかったためワープロソフトに図を描いて、それを見せながら農村空間を立体的に表現していった。

各地で撮りためたデジカメ写真も活躍してくれた。農家との話の流れを切りたくないので、自分のおなかの位置ぐらいでデジカメを操作して、言ってみれば盗撮をした写真の数々。もちろん、許可を得て撮ったものもある。それから、圧倒的な自然風景の写真などなど。
あっという間に1時間半ほどのプレゼンは終了。

vearswellpresen1.jpg
中央の黒い服が自分です

質疑では「農政の流れがどうなっているのか?」「若い人の新規就農の動きを感じるか?」「有機農業や安全安心野菜などの考え方は現場では拡がっているのか?」などそれぞれの関心からいろいろな質問をもらう。
「農政は力のある農家が機械を導入して大規模に経営していく方向付けをしている」「若い新規就農にはそれほど会っていない。統計上の新規就農はたぶん60歳前後で退職してから始めている人の数字が大きいはず」「流れとしては確実に安全安心へ向かっている。が、それに伴い安全安心と言われながら、形や虫食いなしなどを求められることや履歴作成など煩雑な事務処理が増えることで農家の負担が増える傾向もある。そのくせ作物の値段は上がらない。」といったやりとりをした。
また、「面白かった、自分も農村に足を運びたいと思った」「写真がすごく素敵だった」「本を作ったらいいじゃないですか?」「カッコつけ過ぎていなくて、素で話していたのが良かった」といったコメントももらった。
一番自分の中にズシンと来たコメントはイベント後の飲み会で「まあ、大抵は知っている話だった。状況説明ならTVを見れば事足りる。最近は農村の現実といった番組も多いから。もっと、そこであなた自身が何を感じて、何を思ったのかを話して欲しかった。それが、後藤彰が語り得る『オリジナルなこと』だと思う」というコメントだった。
いやはや、ズバリと言われた。
1年9ヶ月の移動遊牧生活で何をしていたかというと、農家相手の営業仕事なのだ。僕は自分のスタイルとして「相手の話に自分を合わせる」ということを常にしていたのだと思う。「Aだ」と言われれば「Aですよねぇ」と返し、「Bだよなぁ」と言われれば「Bっすよねぇ」と返す。農家とのやり取りの中で、自分の意見を主張したり展開するということは控えていた。もちろん、時にはガチンコで農家とやり合うという経験もあった。でも、大半は合わせるスタイルだった。また、根拠なく自信満々に自分の意見や主張だけを一方的に話してくる人にも農村でたくさん会い、辟易していた自分もいる。その一方的な自己主張は、ほとんどが他人の否定や非難と対になっているから聞いていて気分の良いものではなかった。
そんな経験の蓄積からだろうか、自分の意見や感じたことを他人に対してしゃべるということに臆病になっている自分がいた。自分で思うに、主張が言い訳がましい言い回しになっていた。ストレートに「Aだと思います」と言えば良いところを「まあ、Bって可能性もあるんですけれども、Aじゃないかなぁと」なんてまどろっこしい。
人に自分の想いや感じたことを伝えるのは難しい。けれども、スリリングで面白い。デザインの仕方、道具の揃え方、声のトーンから小ネタなどなど。これからも失敗を積み重ねながら練っていきたい。

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バイク営業チーム このカブで農村を駆け回る

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2006年01月30日 09:41に投稿されたエントリーのページです。

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