2月4日に免許合宿の実車テストがあった。いわゆる、卒業検定。
それに、クリアすれば天草へ。ダメならば、3日後にまた検定を受けなおす。
確定してはいなかったけど、天草の友人と連絡を取り合って、フェリー乗り場まで迎えに来てもらう段取りをつけた。その足で、本渡市のカフェ・バオバブで行われる三線ライブに行く約束もした。いけるかどうかは、検定次第。いわば崖っぷち。
久々に胃が痛くなるような感覚を抱きながら、検定へ。検定員が親切だったこともあり、結果はクリア。やればできるもんだ。
電車→バス→フェリーと乗り継いで天草へと向かう段取りをつけていた。
全て順調かと思ったが、そうもいかなかった。
1時間40分乗る予定だったバスが渋滞にはまってしまう。
「何でこんなに世の中に車が多いのだ?」と真剣に考えさせられた。車社会の現実。「やっぱり、車なんて乗るもんじゃない。免許も必要なかったかなぁ」なんて思う始末。
この渋滞だとフェリーの乗り継ぎに間に合わないかもしれない。運転手に尋ねると「う~ん、厳しいと思います。なるべく飛ばしますけれども。ムリじゃないかなぁ」と。
半分、フェリーはムリかなぁと思いつつ何とかかんとか天草にはたどり着けるのではないかと思っていた。
運転手は山道をこれでもかとばかりに飛ばす飛ばす。事故を起こすのではないかというぐらい飛ばす。本当に怖かった。海っぺりのがけっぷちを制限速度オーヴァーで突っ走る。
その甲斐もなく、フェリーの時間には10分差で間に合わず。「間に合わんかったなぁ。ごめんね」と運ちゃん。
さてどうしたものかと考えつつ「何とかなる」と思っている僕。
近くの商店で今日中に天草に渡る手段を聞く。初めは「わからんなぁ。明日の朝一で行くんだねぇ」といった反応だったが、今日中にどうしても行かなければいけないといった話しをしていたら、「あそこのお茶屋さんが確か瀬渡し船を出していたかなぁ」と情報が出始める。「電話で聞いてやるけん」とやさしいおばちゃん。問い合わせをしてくれる。こっちに泊まるぐらいならちょっと料金がかさんでも天草に渡りたいと思っていた。
「ああ、お茶屋さんですか。○×商店のものですけど、今ね、東京からの観光客がフェリーば逃してこまっとるとよ。お茶屋さん瀬渡し船ば出しよる思ったけん、どげんかと思ってねぇ。今から船ば出せるね?そぉ~ねぇ。」というわけで、おばちゃんの電話の末、御茶屋さんが船を出してくれることに。ものの15分ぐらいで天草へとたどり着くことが出来た。こういった技は仕事を通して身につけられたものだなぁと思う。「フツーなら諦めて、宿を探すよなぁ」と天草で言われた。
ズーズーしさのお陰で、ドタバタの末、カフェにもたどり着き素敵な三線ライブを堪能できた。
