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2006年04月 アーカイブ

2006年04月02日

いづれいづれ

「ヴぇ?ゴトー君にもそんな時代があったんですか?」
赤村の友人と酒を酌み交わしていて言われた言葉。言った当人はそれほどの意味を込めていないと思うけれども、僕にはズシンと響いた。
「ヴぉ、普段オイラはどう見られとると?」という不安と期待を裏切って「してやったり」という意味の分からない感覚と。
話の文脈は大学院まで行って修士論文をめちゃくちゃ集中して書き上げたこと、平気で15~16時間机に座りっぱなしで読む、思考する、書くといったことをやっていたことなんかだった。
確かにその頃の生活スタイルと自分のモードから比べると今は非常にスローな状態だ。でも、ギアをシフトさせればいつでも院時代の集中力に持っていけるという根拠のない自信が自分の中にある。自信なんてものは、僕の場合、いつだって根拠がないのだが。
でも、ギアのシフトはどうやら錆付いているらしく、なかなかチェンジが利かない。
「いづれいづれで日が暮れる」
そう、この田舎で日々の生活。3度美味いものを食って、風呂を薪で沸かしてから入って、いろいろな仕事をしていたら、あっという間に日が暮れる。
「あれ、今日一日で自分は何をしたんだろう?」と考えるとちと不安になるが、「まあ、いいか」というテキトーさで乗り切る。
「いづれいづれ」とつぶやきながら、今ここの暮らしを充実させ成立させる。それだけで、相当な集中力を使っているということにしておこう。
赤村に来て1ヶ月半、そろそろシフトの錆も落としながら、柔軟にいきたいものだ。
「いづれいづれ」

2006年04月17日

スローカフェ クリキンディ イベントオープン

「なりゆきでここに居ます」
赤村でスタッフをすることになる4人が集った時に皆同じようにこんなことを言っていた。
そんな言ってみれば素人集団がカフェをオープンさせる。
とんでもない話だな。
不完全なところは多々ありながらも、何とかかんとかカフェをイベントオープンさせることができた。
15日。どしゃ降りの赤村で。
熊本から駆けつけてくれたフェアトレードつながりの人、博多から2時間電車に揺られて来たスロービジネス関係の人、久々に再会する人などなど。こういったお客さんに支えられてのオープニングだった。

15thinside.jpg
カフェの内装 エクアドルから取り寄せたハンモック・タペストリーが視界を埋める。

毎晩、夜遅くまで準備準備。昔、サッカーの試合にフル出場した時の様なふくらはぎの感覚。懐かしい。文化祭でもこんな雰囲気があったなぁ。

15thjunbi.jpg

大きく違うのは、これをビジネスとして回していくこと。
ミーティングに次ぐミーティングは頭が疲れる。けれども、しゃべりながら考える、考えながらしゃべるというプロセスの往復で物事が決まっていく。ブレストブレスト。
でも、素人だけではやはりムリムリ。
アクシデントから種子島行きをキャンセルしてカフェピトゥという移動カフェの青年2人組が強力・強烈な助っ人になってくれた。この2人がいなければ、スローカフェのイベントオープンもままならなかっただろう。毎日まかないを作ってくれた石草窯の次子さん、丸太の材料を提供してくれ、棚作りを全面的にサポートしてくれた石草窯の滋さんにも大感謝。本当に、人って一人ぢゃ何も出来ないのね。
糸島のミンミンさんにもいろいろなサポートをもらっている。
気持ちは焦るが、何をして良いかわからないというストレスのたまる状況の中で、皆それぞれがんばってたなぁ。
考えてみれば、「人と何かを一緒にやること」というプロセスがボクにとってはすごく久しぶりのことなのだ。チームプレイも良いもんだ。学びが多い。

2006年04月28日

田植え その1

田植えイベント

ゆっくり村というプロジェクトで無農薬米を作ることにした。
どうせ、農村にいるのだから、やってみなければ「もったいない」。
農業は時期との勝負。「どうしようかなぁ」なんて考えていて、タイミングを逃したら来年までチャンスは回ってこない。そう考えると、一年なんてアッと言う間だし、時間ってのもアッと言う間だ。
田植えは農作業の一大イベント。「一年に一度!」30年百姓をやっている人が「まだ30回しか田植えしたことがない」と言っていた。よ~し、自分もやってみるぞ。

ricefield.jpg
前作にはナスが植わっていた田んぼ。2日がかりで田んぼに戻す作業をした。徐々に皆口数が少なくなっていった。

赤村でお世話になっている鳥越さんにお願いして田んぼを作らせてもらうことになった。
始めは1反5畝を全て手植えでやるつもりだった。けれども、他の様々な仕事やカフェ業務などもあるから「悪いことは言わんキィ、紙マルチでしとき」と諭され「紙マルチ無農薬栽培」の田んぼにすることになった。
けれども、機械で植えて機械で刈り取る。「まー、植えてしまえば水管理と雑草対策ぐらいで他は何もしなくて良い。稲作りなんて楽ちんだ」とも言われた。けれども、そんなことで田を作っていることになるのだろうか?やるなら、しっかりやりたいなぁ、できれば全て手植えで、と思っていた。けれども、現実的にムリなので、一部分を手植えでやることに。3畝ないぐらいの田んぼ。
紙マルチの機械植えが26日だった。ものの1時間ほどで1反2畝ほどが植わっていく。これを全て手でやったらそりゃタイヘンだ、と思ってしまった。でも、畦からただただ機械が動くのを見ているだけの機械植え。やはり、それほど面白いものではなかった。

ricefieldplantingrice.jpg
再生紙に活性炭を塗りこんだマルチ。これで、雑草は発芽できないから、除草剤要らず(のはず)。

手で植える部分を残してもらい、いざ30日に手植えイベントを仕掛けることに。
といっても、赤村に来て2ヶ月。大した当てもない。ま~、人が来なければ、一人でサクサク植えるかぁ、オカモト工房君(赤友達)なら手伝ってくれるかなぁ、と思いながら募集をかけた。どのぐらいの人が来るか心配だったが、当日はなんのなんの総勢17名にもなった。

>>続く

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