田植え その2
30日を田植えの日と設定。赤村スローカフェは29日のオープン。メインスタッフのワタクシャが抜け出て田植え。何を考えているのだか。でも、長期的に見れば、カフェにもプラスになるはず、と思いイベントを仕掛けることに。
人数が集まるかどうかが心配だったが、何と飛び入りも合わせて総勢17名に。一番遠くからは横浜からの親子参加。赤村に興味を示しているという。嬉しい反面、人数が多すぎたらメインの田植えが30分ぐらいで終わってしまうのではないか、と内心冷や冷やだった。どうやって、きてもらった人たちに満足して帰ってもらえるだろうか?とカフェオープンのドタバタの中で考える。
前日に『食農教育』という雑誌に載っていた田植え体験に関する記事や田んぼと自然の「恵み」についての記事などを読みながらイメージを膨らませる。単に田植えをするのではなく、そこにどういった意味づけを出来るのか?そこから各参加者がどんな発見をしてくれるか、そんなことを想いながら当日に挑む。
まずは水路に足を突っ込んでもらい、山から来ている水がどれだけ冷たいかを体感してもらう。田んぼに入る前の儀式のようなものだ。足に意識と感覚を集中させて、田んぼを感じる感性を研ぎ澄ませて欲しかった。
日も強くなってきたし、いざ、田植え開始。
苗は1~2本ぐらいだけ植える薄植えにしてもらう。その方が、一本一本に栄養分がいくため、苗自体がガッチリしてくる。理論的にはそのはず。。。どうなるかは、今後の追跡調査に注目しよう。
手植えゾーンが狭いので、6人づつぐらいで植えようかと思ったが、参加者からの助言もあり、横一列に整列して一気に17人で植えることに。左右に間隔を取りながら「前向き」で植えることにする。しかし、参加者複数から「自分の足跡を平らにしながら後ろ向きに植えた方が良いのでは?」との意見も。後ろ向きに稲を植えていく。何だか、その発想がボクは好きではない。前向きにイキタイものだ。「前向きにイキましょう!」と半ば強引に決める。時々、自分が植えた苗を確認してもらいながら、なるべく真っ直ぐに植える。



かなり強い日差しの中で、皆ちゃくちゃくと思い思いに苗を植えていく。元ナス畑はナスの残渣が腐りかけているのかところどころドブ臭を発していたが、泥に触れるのは何だか安心を僕らに持ち込む。
「刈り取るときには機械だからなるべく真っ直ぐに植えてください。ま~、機械で出来なければ手で刈り取りましょう」と話をする。が、思わぬ反応が。「機械キカイって、何言ってんのよ!こうなりゃ、手で刈ってハゼがけもしようよ!このぐらいの面積なら(1反4畝ぐらい)全部手刈もできるんじゃないの?」「そうだそうだ、どうせなら、天日干しの方が断然美味い米になるよ!」「脱穀もみすりも昔の道具でやる?」というわけで、ゆっくり米は相当スローな米になりそうです。。。
田植えをしながら、一粒の種籾から約1000粒の米が育つこと、稲3株でゴハン茶碗一杯分の米になること、茶碗一杯は3500粒ぐらいの米が入っていること、稲3株はおたまじゃくし35匹を育む環境を作ることなどを話す。百姓が田を作ることで、自然が自然になる。そこに虫やさまざまな植物が生息するようになる。まだまだ、ボクも実感がないけれども、言葉で説明しながらアメンボがウヨウヨ動く田の水面を眺めていると何だか心踊ってくる。
「前向き」に植え終わり、あっという間に昼食になった。赤村スローカフェ・クリキンディに頼んで作ってもあったオムスビ(大量に握ってくれてアリガトウ)、赤村の特産物センターに頼んだ惣菜。これには、なぜか惣菜のみで依頼したのにオニギリがたくさん付いていた。食べ切れん。「源じいの森」の無農薬栽培米を使った日本酒も振舞いながらの愉しい昼食。

その後、タケノコ堀組みと温泉組みに分かれて、田植えイベントは流れ解散。多くの人がスローカフェにも寄ってくれました。アリガトウ。
久々に直射日光をたくさん浴びて、皆ちょっと疲れ気味でしたが、泥に触れる、作物に触れるという体験はやはり良いですね。
次は、草取りをイベントにしてみます。
