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2006年07月 アーカイブ

2006年07月09日

早朝仕事体験記

前に「与え、与えられる」という話を書いた。僕はもらっているばかりだ。その日も、昼ごはんを裏食堂でご馳走になっていた。「あんた、明日おばちゃんたち忙しいけん、加勢にこんね?」冗談だかほんとだか、カクさんがそう言った。
僕も深く考えずに、「あ、いそがしんだ。じゃ、2~3時間働きにこよっか?」「そーね。嬉しいわ。3~4時間加勢に来てくれるってさ」と。何故か僕の申告した時間よりも労働時間が増えて周囲のかーちゃんたちに伝わる。
「げ、ほんとに来ることになりそうだ。ま、2~3時間なら」と甘い考えの僕。
「じゃ、4時に来てね。まっちょるよ!!」かーちゃんたち爆笑。
冗談かと思っていたら、本気で朝の4時出勤だそうだ。
内心ムリムリと思いながら「起き次第来ますよ」と返答する。
「ゴトー君が明日4時に来るって言いよるバイ!」とカクさんは周囲のかーちゃんたちに大きな声で伝えて歩く。周囲も盛り上がる。
僕はもう腹をくくるしかない。やはり、数段ウワテだ。
というわけで、その日は早めに眠りに付き、気合を入れて次の日に臨んだ。
目が覚めたのが、3時50分。布団の中でちょっと油断をしたらいつの間にか4時20分。「やヴぁ」と叫びながら、そのまま原付で加工所へ。うっすらと空が青くなっている。すごくスガスガシクテ気分がいい。
早い人は2時からご飯炊きの準備をしているという。加工部かーちゃんたち勢ぞろい。
「ほ~、ほんに来よったね」「起ききらんって言いよったけど、起きれたんねぇ」と皆ニコニコ。
加工所の惣菜部は注文を受けて弁当を作っている。その日は、カラオケ屋の3周年だの運動会の弁当だのが重なり200個以上の弁当を作らなければいけない。それも、ほとんどが昼前までに。

kakojooba.jpg

大量の弁当具材を弁当箱に詰めていく。から揚げ、煮しめ、漬物、ごはん、煮豆、酢の物などなど。「ほいほい、ここ卵ちゃん抜けとるよ~」「タッキーちゃん、煮しめはまだあるかい?」「天ぷらあがっとるよ~」「カクさ~ん。煮豆が切れたよ」「じゃ、(グリーン)ピースを甘く煮ようか。それなら間に合うばい」と、トニカク声掛けが基本の職場。
年季が入っている分、周囲に対する配慮というか自然な身のこなしというか、嫌味が全然ない、明るい、笑いが絶えない、機転が利く。ポッと現場に入った僕でもスムーズに働ける。
8時ごろ小休憩。朝食をいただきながら、「そろそろ帰れるかなぁ」と内心思いながらも終わる気配がない弁当詰め。目の前にはプラスチックの弁当箱が所狭しとならんでいる。「さ~て、もうひとがんばりしよっかね!」ということで、僕の手伝いも続行。結局、その日は朝4時半~12時半まで8時間加工所で手伝い仕事。
仕事後にはご褒美にビールと昼食をもらった。「ほんに、助かったバイ」「またきてねぇ~」「若いニイチャンと働くと元気になっていいことね」「あんた、はよ嫁みつけんしゃい」などなど愉しいやりとりが続く。
しっかし、よく働くかーちゃんたちだ。僕が帰った後は次の日の仕込みをしたり、漬物を漬けたりといった仕事をする人もまだあるとか。
60~70歳の人たちが主力ですよ。彼女たちが、赤村の「赤ん弁と」というある種のブランドを支えている。いやぁ、こちらも気合を入れなおさんといかんですね。
何はともあれ、一度ああいった時間を共有すると打ち解けるのが早い。それ以降、僕はしっかり「コーヒー屋のニイチャン」から「ゴトーくん」に格上げされていた。
数週間が経ったある日、カクさんから「あんた、昨日の日曜は忙しかったんよ。『今週の日曜は時間ありますけど、手伝いにきましょ~か?』とかって申告せんね?」と。「言われれば行く」というのでは、まだまだ甘いようです。やはり、先に与えないとですね。しかし、加工部かーちゃん、ウワテです。近々、早朝仕事にまた行ってきます。

2006年07月16日

「戻る」

久々に東京に「戻って」きました。
といっても、3ヶ月振りぐらいかな。
羽田からの電車で密接する家々、電車の騒音にさらされるであろうマンション群を見て感じたことは、「なんじゃこりゃ、都市ってスラムに近い状態だなぁ。よくもまあ高い金払ってこんな環境に好き好んで住むなぁ」という罰当たりなこと。
東京に「戻った」目的のひとつは僕が自分を形成してきた空間の再集合があったから。
拡大ゼミに参加してきました。
久々に学生ムードに触れたり、「2次会が本番だと当初から思っていた」と隣に座った青年が語ったように、2次会で声をからしながら激論したり。
村に住んでいて僕が自分を客観視出来ていないということが浮き彫りになったり、村に居て言い訳ばかりしている自分が浮き彫りになったり、何故か東京のセワシナイ電車の中で自分の思考と頭脳が刺激されているように感じたり。

あ、そうか、僕は久々に旅に出ているのだな。
車窓に流れる風景を追いながら、そんなことを思ったり。

さて、そろそろ自分のリズム&スペースに「戻る」かな。

2006年07月20日

『ふぇみん』に連載してます

『ふぇみん』という婦人系の新聞に「豊かさの在りか」というタイトルで連載を開始しました。
月頭=5日発行の分に載ります。6回の連載予定です。
中身は、2年弱の移動遊牧生活で見聞きしたこと、その後に赤村へ移ってから感じ考えていることなどをひっくるめて「豊かさの源泉は農村空間にあり!」ということを表現しています。スロービジネスにも話をつなげる予定です。
今、第二回の原稿を執筆中です。
cf:http://www.jca.apc.org/femin/
ご一読いただけると幸いです。

あきらごとう

2006年07月27日

ブログの世界

自分が発信する独自のメディアを持っていたい、とずっと思っていた。
3年前に友人とa-perspectives.net を開始。
その頃は、チマチマ、ホームページ作製ソフトで記事をアップしていたっけ。かなりの仕事量だったなぁ。
今は、ブログがあってとても簡単に記事をアップできます。
ありがたいことです。
一昔前は、ブログはデザインがダサいという印象が強かったけれども、最近はすごくいろいろなデザインが出てきていますね。それも、自分で改造ができるらしい。

僕は今いくつかのブログに書き込みをしています。

最近増やしたものに「ゆっくり村ブログ」なるものがあります。
福岡県田川郡赤村での生活をちょこちょこ書いていきます。
「あ、そんな生活しているのね」ということを感じてもらえたらと思います。
現場で考えたことや書物を読んで感じたことなどの表現はbeart blogを使います。

ゆっくり村ブログもたずねてみてください。

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