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2006年11月 アーカイブ

2006年11月16日

GNH

久々に、英語で論文を読む。
GNH=Gross National Happinessについて。
最近の概念かと思っていたが、なんとブータンという小国が1972年から唱えている概念だった。
考え方を単純化すれば、カネやモノではなく、精神的な充足や満足感、アイデンティティに自信を持てることなどなどを重視する考え方だ。
GNPからGNHへ。

現在の社会の多くの側面はGNPの増大が「豊かさ」の指標となっている。
ガンガン環境汚染をしましょう。
そうすれば、井戸水が飲めなくなり、人々はペットボトルで水を買うようになるから。今じゃ、空気も売り物だ。お、GNPが上がった。
ガンガン質の悪い食べものを食べましょう。そして、胃腸の病気になろう。
そうすれば、効率的に工場生産的な形で動く農業が潤い、化学物質まみれの食品加工業も潤い、ついでに病院も潤うから。お、GNPがまたしても上がった。
GNPを指標にしていたら、これも発展と呼ばれ、豊かさが増大したと言われる。

でも、本当にそうなの?

harvestredrice.jpg

違う観点をGNHは紹介してくれる。論文を読んでいて思ったのは、これは政治的な概念だということ。ブータンはGNHを行政レベルで考えている。国民の意識レベルだけではなく、政策レベルにしっかりと組み込まれているのだ。GNHを計る指標のひとつに「良き統治(Good Governance)」が掲げられているのも納得だ。例えば、「どれだけ国民に適切な教育の機会を提供できるか」といった論点がGNH的観点から語られているのだ。
そういった視点から考えると、幸福とは社会的なものである、と定義されている。個人的な幸福を越えたところに成立する共通の・社会的な幸福。「あなたが幸せなら、私も幸せ」といった関係性だろうか。
そういった関係性とつながるのが、「精神的発展(spiritual development)」ということ。物質的に豊になるのではなく、精神的に満ち足りていること、peace in mindという状態。そちらの方が、人間の幸福にとって大切なのではないか、と。
今日、早起きして、大家さんが作った「瞑想台」に座り、白々と明けてくる空を眺めていた。澄んだ空気、刻々と変化する空と色彩、鳥の鳴き声。理屈無きGNHの高さを感じていた。

ps 13日に赤村で「豊かさのモノサシが幸福の国 ブータンからのスローライフ&ミュージック」というイベントを打った。報告はコチラから。

cf:Thinley, Jigmi Y. (2005) ‘What does Gross National Happiness (GNH) Mean?’ Downloaded from:
http://gpiatlantic.org/conference/proceedings/thinley.pdf

2006年11月19日

早起き

ついこないだまで、何故か気分的に優れず、憂鬱かつイライラする状態が続いていた。
何かがスッキリしない。けれども、何だか分からない。そんな状態。
驚くほど単純な理由だった。
布団が悪かった!
冬用の布団が無かったので、夏布団に毛布、タオルケット、
そして重ね着して寒さをしのいで眠っていた。
眠る時間はそこそこあるのだが、質の悪い眠り方をしていたわけだ。
実家から冬用布団が送られてきて、それに切り替えたら、なんとまあ気分爽快なわけです。
すっごく、単純なことだけれども、やはり眠る環境ってのは大切だなぁ、と実感。

しかし、余りの気分の良さからか朝ナカナカ早い時間に起きれなくなってしまった。
気がつくと「ヴぁ、こんな時間かっ!」と毎日後悔。
でも、その状態を布団から抜け出せないのと同様に抜け出せない。

ちょっと刺激を入れるために、またしても早朝加工所手伝いに出てみる。
「水曜日はしゃーしーバイ。500個注文が入っとるきねぇ」と言われていたが、
起きる自信がほぼなかったので、手伝いを約束せずにいた。

当日、5時に起きてそのまま加工所に行こうとするが、油断したらいつの間にか6時になっていた。一瞬で一時間が経っている。朝の魔力。
が、6時はまだ薄暗い。
白々と明けてくる空、刻々と変化する色と空気、そして音。
ひんやりと肌を刺激する空気。
この時期の朝は味わい深い。
この刺激的で豊な朝。
早起きが愉しい。寒くなるまではね。

2006年11月26日

空き家 と 引越し

赤村に来て、早9ヶ月経過。「おれ、何してたんだろう?」と時々、ショッチュウ、漠然と不安になる。
ま、良いか、と乗り切る術も身に着けてきたけどね。

何はともあれ、やっとこさで空き家を見つけました。家賃タダ!
山奥のドンヅマリ。五右衛門風呂に、ボットンベッジョ、日本家屋。
そろいも揃ったね。
しかし、畳はボヨボヨだし、かなり手入れをしています。
12月中ごろにはそちらに引っ越す予定。

akiya.jpg
渋いっしょ。カブはもちろん、わが愛車。

kamado.jpg
渋すぎるっしょ。カマドのある家だぜ。薪を拾いにいかねば。

僕の隠れた能力を自覚しました。モノを貰うこと。
浅井戸用ポンプ、カマドと風呂用の煙突、火鉢、冷蔵庫、洗濯機、石油ストーブ、机二つ、ガスコンロ、畳15畳をゲット。
あ、電気コタツももらったね。折りたたみベッドも。
そろそろ、嫁さんをもらいなさい、と突っ込まれています。

ま、それはさておき、もうちょっと詳しい空き家情報はコチラからどうぞ。

さ~て、明日からまた空き家整備仕事が待ってるぞ。
そうそう、整備した空き家には気軽に滞在してもらえますよ。
社交辞令抜きでどうぞ。

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