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2007年01月 アーカイブ

2007年01月06日

正月から断食

大晦日、正月、と全く食わず(正確には畑にて取れたてニンジン&大根をちょっと食する。ちょっとね)。
大晦日の朝から食事を抜き、2日の午前10時頃待ってましたとばかりに「初食い」をした。
大分にある「なずな農園」という有名な農園にて断食イベントに参加してきた。
断食については、以前熊本を移動遊牧している時に話しとしては聞いていた。
2年弱の自分には選択肢のない旅館生活の「与えられるだけの食」にドップリ使っていた僕としては、毒出しをしたいなぁ、とは漠然と思っていたこと。
06年3月から脱移動遊牧の定住をして、玄米食に切り替えだいぶ解毒は進んだと思っていたが、友人の誘いで断食に参加。

「食べない」という行為。意識し始めると、いかに日常生活が「食べる」という行為に席巻されているかが分かる。大分の農場への道で、駅や電車の中にいかに「食べる」ことにまつわる、匂い、音、サイン、お店、情報の多いことか。
意識しすぎなのか、「食べない」という行為は予想以上に非日常的なことだった。

食べないということ自体は、思っていた以上に苦痛ではなかった。50人の参加者がただひたすら食べずにそこに居る。おしゃべりをするのも、情報交換するのもとにかく食べること抜きにする。その光景はなかなか新鮮なものだった。
普段、誰かと交流する情報交換する際にはとにかく飲み食いしながらという状況が圧倒的に多い。そんな日常性を飛び越えて、ただひたすらダルマストーブの周りに集い、三年番茶をすすりながら話に花が咲く。

腹が減ったという感覚を通り越して、それほど気にならなくなってくる。けれども、エネルギーは少なくなっているので、無駄な動きをしない、争わない、ボーっとしている時間が多い、などなど。「ナマケモノになろう!」というコンセプトで活動しているナマケモノ倶楽部のメンバーでもある僕は「ああ、断食をするとナマケモノに近づくなぁ」と感慨深かった。

朝、呼吸法をしたり、体操をしたりするので、身体の調子はとても良かった。普段ならギンギンに足先が冷える状況にもかかわらず、足先が全く冷えなかったのは不思議なことだ。
妙に、音や匂いなどにまつわる感覚が鋭くなっていた気もするし。

断食をしていると、徐々に食べることに対する執着がなくなってくる。この場で、大ご馳走を突き出されても食べる気がするかなぁ、と思うぐらい。腹が減っているという感覚はあるのだが、「無性に食べたい」という気力までが萎えるのだろうか、執着が減っていくのも不思議な感覚だった。

「あえてこの時代に、正月に集まってわざわざ断食をする有り難さ」ということをある参加者が言っていた。他方の世の中では、不可抗力で毎日断食状態の人もいるのだ。そういったことも噛み締めながら、2日の初食いを迎えた。
周囲で「美味しい!」という歓声を聞きながら、ただただ、食べないことを通して痛感する食べることの有り難さに感謝していた。
食べることを通して、エネルギーが全身に満ちていくそのすがすがしい感覚。普段もそういった感覚があるのだろうが、食べることが当たり前になると、薄れるのだろうなぁ。

nazuna.jpg
「初食い」の準備風景 匂いに対する感覚も相当鋭くなってくる。ホウレンソウが甘い!

食はいのちをつなぐ大切なもの。
つながれるいのちを全うすべく、今年は「創」ということが僕のひとつのテーマとなる。
田畑を創り、自分を創り、より良い社会を創り、未来を創る

2007年01月11日

穴の奥から

今居住している空き家のキッチンはコンクリートの土間。
キッチンなんてカタカナを使うとそれっぽく聞こえるけど、なんだか作業場のような雰囲気。

kitchen.jpg

そのコンクリの土間に穴が開いていた。
別に気にしなかった。

先日、何故か米ぬかを入れておいたビニールがバリバリと破れており、米ぬかが散らかっているのに気がつく。「何でだろ?何かでひっかけたかな?」と思っていたが、飛散した米ぬかを処理していると、発見してしまった。
ネズミの糞らしきものを。
すぐさま、僕の眼と意識は「穴」へ!
なんじゃこりゃ?
土間に空いている穴は、なんとネズミの通路だったようだ。
気味悪いので、とりあえず新聞紙を丸めて詰め込んでおいた。

次の日、キッチンで料理をしていると、「ガサゴソガサゴソ」と何だか音がする。
空き家には僕一人。
ん?と眼を例の穴に移すと、丸められ詰め込まれている新聞紙が何らかの力で穴の奥へと引き寄せられている。ガサゴソガサゴソ。
ペットのハムスターがカゴの中で新聞紙をガサゴソやるあの音。

なんとなんと。姿は見ていないが、ネズミに違いない。
まだ、野菜や米、電気コードなどは齧られていないが、こりゃ放置できませんな。
ネズミ、そうとう頭が切れるらしい。
あまり共生したくはない相手だなぁ。

何か対策を講じマウス。

2007年01月22日

ワクワク感

福岡田川郡赤村に来て、11ヶ月が経とうとしている。
あっと言う間だ。
過去にはそこそこ、時間の蓄積と言うものを気にしていた。
これで6ヶ月目だとか8ヶ月目だとか。
でも、そんなこと良く考えなくてもど~でも良いこと。

僕は僕で今は今でここはここ。
ただそれだけ。

今の仕事はどこまで仕事でどこまで私事の活動なのか区別が付きにくい生活。
ある人が書いていた。
「私の仕事は生きること」
これ、カッコいいと思っちゃった。
というわけで、ここまで仕事とかこっからは私事とか吹っ飛ばして、僕もつぶやこうかな。

僕の暮らしはコーヒー屋さんであることで成り立っている。
実は。
コーヒーそれほど飲まないし、アイデンティティもそれほど感じていなかった。
いや、感じたくなかったというのが、深層&真相か?
けれども、このコーヒー屋、思った以上に面白い&多様で幅広い可能性を秘めているということに気がついてしまった。

今日は、スタッフ研修会議。ワークショップ風に会議をしながらお互いの認識を共有したり、ヴィジョン作りをしたり。

coffeedrip.jpg

コーヒーはひとつのメディア(媒体)であって、その背景や根っこにある思想や社会に対する想い、「こんな社会にしていきたいね」という気持ちの方がはるかに大切なんだなぁ。
それを、今関わりあるスタッフで共有できたことが嬉しい。
そんな風に実感した時、このコーヒー屋のフィールドを使って、いろいろなことが出来るということが見えてくる。
久々に、ワクワクしている自分を発見する。

多謝

2007年01月26日

荷受け再び

69キロを担ぐ。
ソウゾウ出来ますか?
そんな重さをひとりで持ち上げることは到底不可能。
自分の体重よりもはるかに重い。

tosemame3.jpg
69kgs kgs=キログラム ちなみに上に乗っているのが中身のコーヒー生豆

では、どうやって担ぐのか?
高いところにある荷物を肩・背中・腰・膝を総合的に活用して担ぐ。
後は、気合!

というわけで、前回ボロボロになりながら「次はメキシコの69キロが入ってくるから、よろしくね」と言われていたことが現実になった。

ある日、朝礼で「え~メキシコの豆が26日に若松の倉庫に到着します」と。
おっ、とうとう来たか!
26日。。。って、明後日ぢゃん!

前回の荷受けで怪我こそしなかったものの、一週間ぐらいは身体の節々が痛かった。
そして「これヤバイヤバイ、イテテテテ」と心の中で叫びながら、身体は現実的に悲鳴を出しながらの作業はかなりきつかった。
その時は、60キロのコーヒー生豆袋。
今回は、69キロ。
気分まで重くなる。

しまった、身体を鍛える計画をしていたのだが、全くやっていない。
ごまかすかのように、ひとまず腕立て腹筋背筋の筋トレを開始してみるも、荷受けは2日後。

朝から「これで腰を悪くしたらどうしよう」「ヘルニアって痛いのかなぁ」などと余計な雑念が頭の中をチラつく。はっきり言って、恐怖に近い感覚。何度、「今日は調子が悪いです」と仮病を使おうかと考えたことか。

だが、もうやるしかない。
今回は、前日に倉庫の整理を同僚スタッフが相当念入りにしてくれたおかげで走行距離が短い。
コンテナから荷物を肩・背中・腰・膝で受けて、ちょっとの距離を運ぶ。

さあ、とうとう第1袋目が立ちはだかる。
メキシコからの生豆でパンパンになっている麻袋とご対面。
身体は相当緊張していて力と気合が入っている。
担いで見ると、何故か楽に担げる。
ん!?

tosemame1.jpg

前回の経験を身体が覚えているのだろうか?
「何回か荷受けをしているうちに慣れるよ」と言われてはいたが、自分でもビックリする。
身体が荷受けに適応している。
頭を使うのではなくて、身体がスッと麻袋の下に入っていき、荷物を担ぐ。
重心を取りながら69キロを運べる。

同僚と7人がかりで「ホイサ」「エイサ」と豆を運び、倉庫に積んでいく。

tosemame2.jpg

69キロが150袋。
あれよあれよという間に作業は1時間半程度で終わってしまった。

「次は、45キロのエクアドルの豆が入ってくるからね。ま、これを経験しとけば楽なもんよ」と。
油断は禁物だけれども、次回はさらに身体が適応していることだろう。
でも、やっぱり背中と肩が痛い。。。

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