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化学薬剤を使わず、自然治癒力と自然の力を活かす

習慣を変えてみた話し。

今思えば、化学薬剤は身の回りにありふれていた。
母親が病院事務職なこともあり、いわゆる「くすり」は家にふんだんにあった。
やれアタマが痛いとなればアスピリン、風邪だとなれば抗生物質、筋肉痛には塗り薬、切り傷には軟膏薬。
何はともあれ、身体の不調にはひとまず「くすり」を用いる。いわゆる西洋医学系の化学薬剤による対処療法だ。それ自体に何の抵抗もなく過ごしてきた。

大学生の頃だろうか、「風邪を薬で押さえ込んでも解決にはならず、誤摩化しているだけ」といった話しを聞いた。
「特定の風邪という症状があるわけではなく、いろいろな身体の不調を総称して「風邪」といっているだけで、実態はあまり良く分かっていない」といった話しも聞いた記憶がある。
その時分から何となく「くすり」に頼るってのも変な話しだなぁ、とは思うようになった。

西洋医学系の化学薬剤を全く使わなくなったのはここ6年ぐらいのことだと思う。
風邪を引いたらひとまず「葛根湯」などの漢方を飲むようにし始めた。
しかし、全国営業どさ回りの仕事をしていたので、食事にはこだわれず、化学調味料や添加物まみれの食生活を強いられていた。身体に化学物質が入り込む機会は日常的なものだった。
その結果なのか、顔には吹き出物があり、気分が重い、ダルイといったことは常態だったと思う。

福岡県赤村に移り住み、玄米と野菜中心の食生活に切り替え、新鮮な空気と水の恩恵にあずかる暮らしとなった。
今や、化学物質が身体に入る機会が異常なこととなっている。

化学調味料は舌をしびれさせ、食品添加物は身体にだるさをもたらし、シックハウス系の部屋にいると気分が悪くなる。
身体が相当敏感になっていて、化学物質まみれの現代社会では生き辛い身体になってしまった。
「たまには毒も食べな、抵抗力がなくなるばい」なんてことを言われるぐらい。
この点はすごく納得していて「ビール」は止めないことにしている。

そんな中で、病気になった際に化学物質系の薬剤を使用する選択肢は無くなってしまった。
しかし、病気は辛い。どうにか治したいとは思う。
「病院に行った方が良い」「薬を使わないと治らない」といったことを周囲からも良く言われる。
自分でも「そうかもしれんなぁ」と思いつつ、化学物質系の薬剤を使用するのが怖いのだ。身体にどんな変化やさらなる不調が訪れるか不安になってしまう。

では、どうするか?
基本的には予防医学と自然治癒力を高めておくこと。
質の良い食をいただく、年に1度は2日間断食、不定期で1日断食をする、自然に近い環境に身を置く、そういったことを実践していたら病気になるケースが極端に減った。玄米効果なのか、あれだけ悩まされた花粉症も気が付けば影響が皆無。

それでも、たまに病気になる。
そんな時は、自然療法と薬草活用があった。

2年前に断食明けに調子に乗ってお酒をたくさん飲んだ時があった。味覚が鋭くなった分、お酒もおいしく感じてしまったのだ。
すると「ヘルペス/帯状疱疹」が出てきた。
脇腹の辺りが痛む。寝返りすら打てない。日常生活に支障をきたすレベルだった。
「細菌が原因の病気で、後々まで影響が残るかもしれない」といったことも言われ、「さすがに病院行きか!?」と悩んだが、東城百合子著『自然療法』(あなたと健康社)という本を読んだら「玄米と胡麻が良い」と書いてあった。
もちろんお酒は一時的に止めて、食べる量を減らし、玄米にごま塩をしばらく続けたら、あっさりと治ってしまった。10日間ぐらいだったろうか。
原因はお酒の飲み過ぎによる体調変化だったのだと思う。

ある時、顔にミミズが這ったような傷が浮かび上がってきた。
「食品添加物や化学物質が身体に入った反応だ」と勝手に解釈していた。
が、傷はいっこうに治らず、場所を移動したり、赤みが増したり。
「どうしたんですか、その傷!?」と会う人に驚かれたり。
「皮膚科に行きなさい」「私もなったことがあるけど、注射をしたら治った」などいろいろな話しをしてもらった。
さすがに1年以上もこの状態が続いたので、どうにかしなきゃといろいろと調べてみると「白癬(ハクセン)菌」に感染しているらしいことが分かった。
いわゆる水虫の菌で、田虫(タムシ)とも言われる皮膚病だった。
病名を名付けると意外と安心している自分がいる。
これも『自然療法』の情報に習って、殺菌力が強いビワの葉を揉みほぐして患部に湿布したり、ビワの葉風呂にしてみたり。
並行して野口晴哉 著『整体入門』(ちくま文庫)という本に載っていた「皮膚病が治る」という体操法も実践。毎日5分程度で出来る簡単なものだった。
さらに、今住んでいる家の「井戸水」を飲まない、調理に使わないようにした。というのも、この井戸水は井戸がとても浅く、すぐ上の段に畑があるため、農薬や化学肥料の成分が流れ込む危険性がある。集落の集会場には、深く掘った井戸から出る水があるため、飲料&調理用はその水に切り替えたのだ。
ビワの葉療法はあまり効果がなかったようだが、体操と水切り替えが効いたのか、1年以上に渡って悩まされた顔の傷は嘘のように消えてしまった。
「あ、これは治るな」という直観もある段階で自分の中にあった。

ノドが痛んだり、風邪っぽいな、と思った時には竹の葉を煎じてつくる「竹茶」を飲むようにしている。殺菌力が強くアルカリ性成分に富んでいてリンパ循環を良くしてくれるらしい。たまに体調の悪い友人や同僚にもつくってあげる。
切り傷にはヨモギを揉んでつけておけば良いことも学んだ。

あれだけ僕の生活の中に日常的にありふれていた化学薬剤を使う習慣は、食を玄米と野菜中心のものに切り替えたことを軸にすっかり変わってしまった。
身体の不調は食や暮らしの乱れや何らかの無理が表現されてのことだと思うようになった。病気になったり、身体の不調が現れたら何かのメッセージと思うようにしている。
一番身近な自然である身体に向き合う、その声を聞くということが徐々に僕の習慣になってきている。

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2009年12月31日 19:58に投稿されたエントリーのページです。

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