オーストラリア マレーニー訪問
(23 Feb 04 〜 26 Feb 04)

後藤 彰
 パーマカルチャーとエコヴィレッジ。この二つのものを体感したく、考えたくてオーストラリアに行ってきた。予備知識も大してないままに。訪問した町のひとつにマレーニーという人口約2000人(郊外居住者も含めると5000人)の田舎がある。
そこはクイーンズランド州のブリスベンから電車で1時間、さらにバスで30分ほど行ったところにある。マレーニーが持っている特徴とそこで感じたことを紹介していこう。町のことはWWOOFをしていたホストのベロニカと話したこと、ツアーのコーディネートをしてくれたD・ゆかりさんの話に拠っている。

マレーニーの郊外のWWOOF先からみた景色 

コミュニティクラブの人々がお店をメインストリートに出している様子。サンドイッチか何かを売っていた。

up-front cafe 注文カウンター
店員さんが気さくでかっこイイ。
 
 太陽がサンサンと照りつける真夏の町、その雰囲気は明るい。人々は見知らぬ旅行者でも眼が合えば「ヘイ、調子はどうだい?」と聞いてくる。メインストリートを写真に収めていると「それじゃ自分が入らないでしょ!撮ってあげるわよ」と声を掛けてくる。そんなオープンな雰囲気に満ちているマレーニーという町はいろいろな仕掛けを持ったコミュニティだ。
 マレーニーはかつて死んだ町と呼ばれていた。山や森を切り拓き牧場をつくり、酪農などの主力産業を築いてきた。だがその地場産業の衰退と共に町は廃れていったという。仕事がなくなり、人が流出するという田舎町に良くあるパターンだ。しかし、60年代から70年代にかけてヒッピーの流入なども手伝って、町は徐々に活気を取り戻し、コミュニティとして成立してきたという。それは必要=ニーズがあり、それを満たすための仕組みが立ち上がってくるプロセスだったという。例えば、<美味しいオーガニックの米や豆、穀物をまとめて大量に買いたい>という人々のニーズは、「じゃあ共同購入を始めよう」という動きにつながったという。さらに、共同購入だけでは追いつかない量が必要になってくると、買取をしていた店舗を協同組合形式(コープ形式)にしていったという。その時に成立した店がメインストリートにあるメイプルストリートコープだ。その他にもまとまったお金が必要でも銀行から融資を受けられないことが多々あれば、信用組合を立ち上げたり、LETSという地域通貨が立ち上がったりしている。そうやって、この土地に住む人々は自分たちの住みやすい環境を作り上げてきた。一つ一つを簡単に見ていこう。↓↓↓↓

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