ノマド一年記

後藤 彰
02/May/05 up date

都道府県 15
市町村 48
旧村 136 (合併前の生活圏に近い村の単位、大字(おおあざ)とも言う。さらに小さい単位は集落あるいは字(あざ)という)
小さな集落(字)は数え切れないほど。
大雑把に言って農家3000人。
これは、僕がこの1年の移動生活で訪れ遭遇した場所と人の数だ。
  136の旧村。だいぶ回った。1週間ほどかけてじっくりと回った場所もあれば、1日か半日で駆け回わり通り過ぎた場所もある。地図だけ見れば「どこに農家がいるんだ?」と不安になるような都市的な地域、中途半端に開発されている都市と地方の中間的な地域、信号も商店もないような山深い中山間地、ちょっと行くと道が途切れるどん詰まり、記憶と印象に残っている場所、すでに薄れかけている場所など本当に様々だ。
  人も同じ。テーゲーに言って3000人。すごく熱心で作物を創ることに工夫を惜しまない農家、「農業はもう魅力ねぇ、ダメだぁ」としか言わない農家、「何だい、ご飯まだ食べてないの?食べてく?」と優しい母ちゃん、ブッキラボウに「イラネェ!」としか言わない父ちゃん、「嫁が作った野菜を使ってくれないんよ。買ってきたのを使うんよね」と寂しそうな婆ちゃん、「農業で食っていくのは大変だ」と苦労話を聞かせてくれる若手の兄ちゃん、「カネに固執しなければ、食ってくのなんか楽なもんさ。あんたも農業やんなさいよ!」と飄々としている母ちゃんなど本当にさまざまだ。記憶と印象に強烈に残っている人は、300人もいるだろうか。
  北海道の釧路で生まれ、東京のはじっこで育った僕がこの1年の移動遊牧生活で感じ考えたことを書いてみよう。



 



ノマド一年記 農村空間の可能性 厳しい現実 豊かなライフとは?


Back>>
Home>>


GOTOH Akila©2004